2020-03-27
ニュースリリース
五島市マグロ養殖作業者の作業効率化と安全確保を実現するICT/IoTを使った実証実験を実施
長崎県五島市 (市長: 野口 市太郎、以下 五島市)、株式会社サイエンスアーツ (本社: 東京都新宿区、代表取締役社長: 平岡 秀一)、KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI) は、株式会社ツナドリーム五島 (本社: 長崎県五島市、代表取締役: 高橋 誠) の協力のもと、2019年8月5日から2020年3月25日までの間、五島市のマグロ養殖現場において、ICT/IoTを使ったマグロ養殖作業者の円滑なコミュニケーションによる作業効率化と安全確保を目的に、スマホIP無線を活用した実証実験を実施しました。

1. 実証実験の経緯
五島市とKDDIは、2019年2月7日に、ICT/IoTをはじめとする双方の資源を有効に使って地域活性化を図ることを目的とした協定を締結しました。本実証実験は、本協定の取り組みの一環として、2019年8月5日から3月25日までの間、五島市のマグロ養殖現場作業者の円滑なコミュニケーションによる作業効率化と安全確保を目的に実施しました。

2. 実証実験について
(1)養殖場の現状と課題
五島市のマグロを養殖するいけすでは、海風の音や、船の機械音により、作業者同士のコミュニケーションが取りづらいことや、作業中は手袋をしているため電話などによる通話も困難なことにより、必要な情報の連携をリアルタイムで行えないという課題があります。また、管理者が作業者の居場所も把握できず、有事の際も、連絡網によるリレー形式で伝達するなど、迅速に情報を伝えることができないため、円滑に情報連携を行うことができる手段の確保が期待されています。

(2)実証実験の内容と成果
スマートフォンに触れることなくハンズフリーで通話ができ、位置情報などのデータ連携も可能なスマホIP無線「Buddycom (バディコム)」(サイエンスアーツ社製) を作業者に配備し、以下のことを確認しました。
・作業者への一斉情報伝達
・数十メートル離れた作業者との会話
・マップを活用した作業者の居場所把握
・海風の音や船の機械音などの騒音のなかでの着信把握と会話
・会話をテキスト化して履歴を確認

3. 今後の予定
本実証実験の成果を踏まえ、今後は作業者の避難訓練においても、避難指示に「Buddycom」を使用し、避難指示から参集までの時間が短縮可能か検証を行う予定です。

4. 各者の役割
五島市: 市内関係者との調整、広報
サイエンスアーツ: Buddycomアプリケーションおよび周辺機器の提供
KDDI: 通信環境の提供、ソリューションノウハウの提供

KDDI様のニュースリリースはこちら↓

<参考>
五島・マグロ養殖基地化を実現するIoTシステムの実証実験に成功~ドローン・AIの活用による、マグロ養殖漁業者の負担軽減と作業効率化を実現~ (2019年1月22日リリース)

五島市とKDDI、地域活性化を目的とした連携に関する協定を締結 (2019年2月7日リリース)

◾️ Buddycomとは
“現場が変わる“未来型チームコミュニケーションのクラウドサービスです。
音声や動画、位置情報(IoT)に加え、AIを利用したデジタルアシスタントでのコミュニケーションが可能です。
利用実績では、航空、鉄道、建設、流通など様々な業種でのコミュニケーションとして利用されています。
また、災害などの緊急連絡手段(BCP)として利用していただいています。
主な特徴は以下の通り。

● マーケットプレイス(音声テキスト化、自動翻訳コミュニケーション、etc)
● 様々な業種でパートナーエコシステムを推進
● 24時間365日のミッションクリティカルで利用
● グローバルにサーバーを分散したディザスターリカバリー構成
● 運用支援(SAML認証。アプリ設定の一括管理)
● 企業間でのチームコミュニケーションをサポート(音声共有、音声テキスト化、LIVE動画など)
● 監査ログの取得