メモリデータベースの機能と限界

汎用メモリデータベースとしてのALTIBASE V3.0は、従来のRDBと同じ機能を提供しながらも高速なデータ処理能力を実現することにより、リアルタイムデータ処理を必要とする金融や通信市場を中心に注目を浴びることになりました。
しかし、従来のRDBの限界を克服するために登場したメモリデータベースも急速に変化するIT環境により、更なる限界に直面することになりました。
それは、企業内のデータは急速に大容量化し、企業とユーザはデータの激増とは関係なく、期待する水準のサービス速度が提供されることを望んでいたためです。
メモリデータベースは、性能要求には応えることはできましたが、メモリサイズの制約に伴うデータサイズの制約は解決できませんでした。
メモリに格納可能なサイズのデータ処理では、従来のRDBより約10倍以上の高速な性能を保証しましたが、メモリ領域を超えるサイズのデータは、取り扱いができないことが課題となったのです。
その代案として、高速処理が必要なホットデータ(Hot Data)はメモリデータベースで管理し、その他のデータは従来のRDBを活用するRDBとメモリデータベースを混在させるソリューションが提供されました<図 3>。
ハイブリッド メモリデータベースが登場する前まで最も一般的に使われた方式でしたが、ディスクテーブル(Disk Table)からメモリテーブル(Memory Table)へのデータの移行の問題に対する解決策の提示や、リアルタイム連携のためのエージェント機能の提供、分散されているデータベース間の分散トランザクションなどが必要とされました。
また、性能の低下はもちろん、管理費用の増加、トラブル発生時の問題解決の難しさなど、色々な問題に直面する事になりました。
データサイズに制約のあるメモリデータベースの限界を克服するため、従来のRDBとメモリデータベースの混在ソリューションが登場。
