ALTIBASEの成長

ALTIBASEは、メモリデータベースの弱点であるディスクI/O処理速度を向上するという長所をアピールし、従来のRDBが適用できなかった高速データ処理分野を中心に活用され始めました。
(株)アルティベースは、1999年11月の設立と共に、韓国電子通信研究院(ETRI)からメモリデータベースの基礎技術の移転を受け、メモリデータベースの本格的な製品開発に着手しました。
1年後の2000年10月、汎用メモリデータベースである‘スピナー(以後、ALTIBASEに製品名を変更)’の開発を完了、商用化しました。
V1.0の商用化後、(株)韓国通信ハイテルをはじめ、移動通信システムのHLR(Home Location Register)やインターネット顧客認証システムなどに採用され、高速データ処理分野という新しい市場を開拓、形成していきました。
適用分野が拡大され、顧客が増えるに従って、性能や安定性、開発の容易性などのALTIBASEの課題も明らかになってきました。
Altibase V2.0は、既存のETRIの要素技術をほとんど修正・変更し、従来のバージョンが提供できなかった豊富な機能とともに、安定性の問題を大幅に改善しました。
特に、メモリデータベースとしては、初めてMVCC(Multi-version Concurrency Control)を実装し、従来のRDBMSでのみ可能だった同時性制御やロック制御をメモリデータベースでも利用できるようになりました。これらの対応により、通信設備やサービス、金融、公共機関などへと適用範囲が拡大していきました。
2003年に発売されたAltibase V 3.0は、行レベルロックのサポートやを複雑なクエリ文までを総合的にサポートしたことで、従来のRDBと同様に使われ始めました。
ALTIBASE V 3.0の発売は、メモリデータベースの汎用化を早めるきっかけとなり、通信、証券分野、銀行、ビリング、認証、ITSなどでも実績を残し、韓国メモリデータベース市場の70%を上回るシェアを占めることになりました。
| 年度 | 製品名・バージョン | 製品内容 |
| 1999 | Spiner 開発を着手 | ETRIと産学研協力関係を締結(技術移転) |
| 2000 | Spiner V1.0 | 高性能リアルタイムメインメモリデータベース |
| Spiner V1.2 | 単方向 Replication 機能追加 | |
| Spiner V1.3 | 双方向 Replication 機能追加 | |
| 2001 | 製品名を変更 | Altibase MMDBMS Server |
| 2002 | ALTIBASE V2.0 | N-Way Replication 及び様々なインターフェースをサポート |
| 2003 | ALTIBASE V3.0 | 汎用 メモリデータベース、クエリプロセッシング関連技術を追加 |
| 2005 | ALTIBASE V4.0 | ハイブリッド メモリデータベース, Intergrated SM/QP 関連技術を追加 |