ALTIBASEの誕生

1990年の初めからメモリを活用したデータベースの研究が研究機関や大企業を中心に活発に進められるようなりましたが、最も代表的な事例が韓国電子通信研究院(ETRI)の主記憶装置常駐型データ保存システム(製品名:MR.RT)でした。
MR.RTは、単純にメインメモリにデータを常駐させて管理するデータ保存システムの水準に過ぎず、すぐに商用化することは困難でしたが、Altibase社への技術移転によりメモリデータベースである‘ALTIBASE’の母体となりました。
ALTIBASEの初期バージョンの開発当時も、メインメモリを活用したリアルタイムシステムが開発、利用されてはいました。しかし、特定のアプリケーションシステムに限定して開発され(ad-hoc designed system)、汎用的なデータベースとしては不十分であり、業界標準に準拠したプログラミングインターフェース、トランザクションのリアルタイム処理能力、データベース管理システムの拡張可能な構造などを同時に満足することが困難なだけではなく、ユーザーの要求事項を適宜反映できる柔軟な構造、及び他のアプリケーション分野への適用が難しいという問題点を抱えていました。
このようなリアルタイムシステムの開発や、管理機能の検証には、多くの費用と人材を投入しなければなりません。また、特定のスキーマに最適化して開発されているため、アプリケーション業務の変更時には、開発時の水準に匹敵するくらいのメンテナンス費用が発生するという問題がありました。
ALTIBASEは、このような特定のアプリケーションに限定されたメモリデータベースの問題を解決する汎用のメモリデータベース製品とすることを目標に開発されました。
メモリデータベースの構造
